子どもの頃、自分の家庭に違和感を抱いていました。
でも当時は、それが普通だと思っていました。
他の家庭をよく知らなかったし、「家族なんてそんなものだろう」と考えていたからです。
その違和感の正体に気付いたのは、自分が親になり、子どもたちの反応を見るようになってからでした。
- 実家との距離が少しずつできていった
- 子どもが実家を嫌がった
- 私も同じことを感じていた
- 親になって初めて見えたこと
- 子どもたちには同じ思いをさせたくない
- 家族との距離感は人それぞれでいい
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実家との距離が少しずつできていった
私は結婚後、実家との付き合いが徐々に少なくなりました。
出産の際には実家を頼った時期もありましたが、私自身はあまり居心地の良さを感じられず、必要以上に行き来することはありませんでした。
当時は、
「親子でも相性はある」
くらいに考えていました。
しかし、帰省すると毎回どっと疲れてしまうのです。
大きな喧嘩をするわけではありません。
何か特別に嫌なことを言われるわけでもありません。
それでも、家に帰る頃にはほっとしていました。
なぜこんなに疲れるのか、自分でもよく分かりませんでした。
子どもが実家を嫌がった

ある時、子どもが実家へ行くことを嫌がりました。
最初は、
- 知らない大人ばかりだからかな?
- 退屈なのかな?
と思っていました。
しかし話を聞いてみると、そうではありませんでした。
子どもは、
- なんだか落ち着かない
- 監視されている感じがする
- 一緒にいても楽しくない
と話しました。
また、
- 失敗した時にバカにされることが多い
- 褒められるより注意されることが多い
とも言っていました。
もちろん、それが祖父母たちの悪意だったとは思いません。
昔ながらの価値観や接し方だったのだと思います。
それでも、子どもは居心地の悪さを感じていたようでした。
私も同じことを感じていた
子どもの話を聞いた時、私は少し驚きました。
なぜなら、その感覚が自分の子ども時代と重なったからです。
私自身も、
- 評価されている気がする
- 失敗すると失敗ばかり指摘される
- ありのままではいられない
そんな感覚を抱いていました。
でも、それが普通だと思っていたので、深く考えたことはありませんでした。
むしろ、子どもの頃は「自分が悪いのだろう」と思っていました。
うまくできない自分が悪い。
もっとしっかりしなければいけない。
そう考えていた気がします。
だからこそ、大人になっても違和感の正体が分かりませんでした。
親になって初めて見えたこと
子育てをしていると、
子どもが安心して過ごせる環境とは何かを考える機会が増えます。
その中で私は、
子どもは正しいことを言われるだけでは安心できないこと、
受け入れられていると感じられることが大切なのだと学びました。
もちろん、子育てをしていれば注意しなければならない場面もあります。
- 危険なことをした時。
- 人を傷つけた時。
- ルールを守らなければならない時。
そういう場面では親として伝える必要があります。
でも、それ以外の時間までずっと評価されたり、指摘されたりしていたらどうでしょう。
大人でも疲れてしまいます。
子どもならなおさらです。
私は子どもたちを見ながら、
「安心できる場所とは何か」
を考えるようになりました。
そして、自分が感じていた違和感も、そこにあったのかもしれないと思うようになりました。
子どもたちには同じ思いをさせたくない
私は二人の子供を育てています。
もちろん、毎日完璧に接することはできません。
忙しい日もありますし、つい感情的になってしまうこともあります。
それでも意識していることがあります。
それは、子どもが失敗した時に、その子自身を否定しないことです。
できなかったことを責めるのではなく、
どうしたら次はうまくいくかを一緒に考えたいと思っています。
そして、子どもが家の中で安心して過ごせることを大切にしたいと思っています。
家族との距離感は人それぞれでいい
世の中には、
- 実家とは仲良くするべき
- 子どもは祖父母に会わせるべき
という考え方があります。
もちろん、それが心地よい家庭もたくさんあります。
一方で、距離を置いた方が穏やかに過ごせる家庭もあります。
私は親になってから、そのことを実感しました。
家族だから必ず仲良くしなければならないわけではありません。
自分や子どもが安心して過ごせる距離感を選ぶことも、一つの選択だと思っています。
子どもを見て、自分の育った家庭への違和感の正体に気付いた今、以前よりもそう考えるようになりました。