ジュニアNISAが始まったころ、「子どものためになる制度なら、早めに準備しておこう」と思い、わが家も口座を開設しました。
当時は、子どもの将来を考えるなら良い選択だと思っていたのです。
しかし、気づけば一度も使わないまま、自分のNISA口座ばかりを気にしている自分がいました。
結局、口座を放置してしまうリスクも考え、ジュニアNISAは解約しました。
なぜそうなったのか。
2027年から子どもNISAが始まる今だからこそ、わが家がたどり着いた結論を書いてみたいと思います。
- 当時は「お年玉を投資すればいい」と考えた
- でも、子どもには理解できなかった
- まず銀行を理解するところから始めた
- 最近では、お手伝いでお小遣いを増やそうとするようになった
- 「投資」は銀行を理解してからでも遅くないと思った
- ジュニアNISAを解約した理由
- 何のために、誰のためのお金なのか
- まとめ
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当時は「お年玉を投資すればいい」と考えた

当時、私が考えていたのはこんなことでした。
- お年玉なら投資の元手になる
- 長期間運用できる
- 子ども自身の投資経験にもなる
一見、とても良いアイデアに思えました。
もちろん元本割れのリスクはあります。
それでも、銀行へ預けるより大きく増える可能性がありますし、将来は運用益も含めて子どもへ渡せます。
「子どものためになる投資」だと考えていました。
でも、子どもには理解できなかった
ところが、実際に子どもへ説明しようとすると難しかったのです。
「投資に回すね。」
「増えることもあれば、減ることもあるよ。」
「しばらくは引き出せないよ。」
大人なら、「投資だから仕方ないよね」と理解できます。
でも、子どもにとっては違います。
「お年玉を取られた。」
そんな感覚になってしまうのです。
まず銀行を理解するところから始めた

とはいえ、お年玉をずっと財布へ入れっぱなしにするわけにもいきません。
落としたり、盗まれたりする危険があります。
そこで、わが家ではまず「銀行へ預ける」ということから教えることにしました。
子どもには、
- 財布に入れっぱなしより安全なこと
- 必要な分だけ財布に入れておけばいいこと
- ATMがあればいつでも引き出せること
- 銀行へ預けると、年に1回「利息」がもらえること
を伝えました。
ところが、最初の反応は意外なものでした。
「銀行に取られた!」
子どもにとっては、銀行へ預けることも「自分のお金がなくなった」と感じる出来事だったのです。
それから数年後。
小学4年生になった子供へ、
「たくさん預けた人ほど、利息も少しだけ増えるんだよ。」
と話すと、
「そうなの? 増えるの? お得じゃん!」
という反応に変わりました。
その様子を見ていた下の子も、
「私も銀行に預ける!」
と言って、上の子の真似をするようになりました。
最近では、お手伝いでお小遣いを増やそうとするようになった
銀行へ預ける意味が分かるようになると、子どもたちの行動にも変化がありました。
「銀行のお金はなるべく減らしたくない。」
そう考えるようになったようです。
でも、お小遣いは減っていく。
そこで、
「じゃあ、お手伝いをして増やそう。」
という発想になりました。
以前よりも気軽に預金を引き出そうとはせず、「働いて増やす」という考え方が少しずつ身についてきたように感じています。
「投資」は銀行を理解してからでも遅くないと思った
銀行ですら、子どもが理解するまでには数年かかりました。
一方、投資は、
- 元本保証がない
- 値動きがある
- 長期間続けることが前提
という特徴があります。
銀行とは性質がまったく違います。
だから私は、「投資はもっと大きくなってからでも遅くない」と考えるようになりました。
ジュニアNISAを解約した理由
もちろん、わが家にはジュニアNISAまで活用できるほど投資に回せる余裕はありませんでした。
でも、それだけが理由ではありません。
一番大きかったのは、
「子どもの資産運用は、子どものもの」
という考えです。
資産運用を始めるかどうか。
その判断も、本人が理解できる年齢になってから、自分で決めればいいのではないか。
そう思うようになりました。
何のために、誰のためのお金なのか

わが家では、教育資金は学資保険を中心に準備しています。
NISAは家計全体の資産形成として考えているため、必要があれば教育費へ充てる可能性もありますが、基本的には老後資金も含めた家族全体のお金です。
だからこそ、「子どもの資産」として投資を始めるかどうかは、子ども自身が決めてほしいと思っています。
まとめ
今でも思うことがあります。
「もっと投資に回せるお金があったら、ジュニアNISAも活用していたかもしれない。」
でも、それは「もし余裕があったら」の話です。
限られた家計の中では、口座を作ることよりも、無理なく続けられることの方が大切でした。
子どもNISAは、とても良い制度だと思います。
ただ、制度が始まるから利用するのではなく、「わが家には本当に必要なのか」という視点で考えることも大切ではないでしょうか。
わが家がたどり着いた結論は、
「子どもに資産を残すこと」と、「子どもの資産運用を親が決めること」は別の話だということです。
だから今は、子どもが資産運用を始めるかどうかは本人に任せ、親は親として家計全体の資産形成を続けていこうと考えています。
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