6月下旬、上の子が静かにこう話しかけてきました。
「ねえ、お母さん。私、もう10歳だから大丈夫。」
その言葉を聞いた瞬間、私は上の子が小1の頃から気にしていた、鼻下のほくろのことを思い出しました。
今回は、赤ちゃんの頃からあった顔のほくろを、10歳で除去するまでの親子の記録をまとめます。
- 小1、クラスメイトの一言で気になり始めたほくろ
- 皮膚科で相談したけれど、すぐには取らなかった理由
- 4年後も覚えていた、本人の気持ち
- どこで取る?一般皮膚科と美容クリニックで迷った
- 夏休み開始直後に施術を決めた理由
- 最初のクリニックでは高額な案内。でも別の先生の判断は違った
- 実際の処置当日|怖かったけれど乗り越えた我が子
- 子どものほくろ除去を考えている方へ|わが家が感じたこと
- 子どもの悩みは「気にしすぎ」で終わらせない
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小1、クラスメイトの一言で気になり始めたほくろ

上の子どもが小1のある日、学校から帰るなり、こんな話をしてくれました。
「今日、〇〇ちゃんがニヤニヤしながら『あ!鼻になんかついてる!』って言って笑ったの。周りにもお友達がいて、すごく嫌だった。」
その言葉を聞いた時、「そうか、もうそんな年頃になったんだな」と成長を感じる一方で、「とうとうこの日が来てしまった」と思いました。
我が子の鼻下には、赤ちゃんの頃から小さなほくろがありました。
私も気にならなかったわけではありませんが、赤ちゃんのうちは当然本人も気にしていなかったので、「もう少し大きくなってから考えよう」と思っていました。
ところが、小学校へ入学し、クラスメイトにからかわれたことをきっかけに、我が子はほくろを気にするようになったのです。
相手の子に悪気はなかったのかもしれません。
子ども同士の何気ない一言だったのでしょう。
それでも、我が子にとっては心に残る出来事でした。
親から見れば小さなほくろでも、本人にとっては大きな悩みだったのです。
皮膚科で相談したけれど、すぐには取らなかった理由
その後も我が子は、何度も同じ話をしました。
「また〇〇ちゃんに笑われた。」
実は、私自身も顔のほくろをからかわれた経験があります。
だからこそ、この子の気持ちが痛いほど分かりました。
私は自然と、
「そんなに気になるなら、取ることを考えてもいいんだよ。」
と伝えました。
ただ、私は医師ではありません。
「詳しいことは病院の先生に聞いてみようか。」
そう話し、近所の皮膚科を受診しました。
先生から言われたのは、次のような内容でした。
- 小1では局所麻酔や処置への不安が大きいこと
- 一般的には10歳前後になると痛みにも耐えられるようになる子が多いこと
- その時になっても気になるようなら、もう一度相談に来ればよいこと
我が子はその説明を聞き、納得した様子でした。
今思えば、「まだ早いから」と先延ばしにしたのではなく、
本人が納得して決断できる時期まで待つ理由
を示してくださったのだと思います。
4年後も覚えていた、本人の気持ち
それから4年。
小4の6月下旬、我が子は自分から言いました。
「ねえ、お母さん。私、もう10歳だから大丈夫。」
私はすぐに、4年前の診察のことだと分かりました。
「もちろんいいよ。でも局所麻酔の注射は少し痛いと思うよ。もし怖いと思うなら、今じゃなくてもいい。自分で『もう大丈夫』と思えた時でいいからね。」
そう伝えると、我が子は迷わず答えました。
「それも、もう大丈夫。決心した。」
あの時の先生の言葉を、我が子はずっと覚えていたのです。
どこで取る?一般皮膚科と美容クリニックで迷った
最初に相談したのは一般皮膚科でした。
保険診療で除去するという選択肢もありましたが、鼻下という目立つ場所だったため、私たちは傷跡も気になりました。
そのため、今回は美容外科や形成外科の診療も行っているクリニックを中心に探すことにしました。
夏休み開始直後に施術を決めた理由
もう一つ悩んだのが、施術を受けるタイミングです。
除去後は約1か月間、薬を塗り、テープで傷を保護する必要があると説明を受けました。
鼻下は顔の中でも目立ちやすい場所です。
そのため、学校生活への影響を考え、登校日が少ない夏休みの時期に施術を受けることにしました。
結果として、人目を気にせず傷のケアに集中できたので、わが家にとっては良いタイミングだったと思っています。
最初のクリニックでは高額な案内。でも別の先生の判断は違った
最初に受診した美容クリニックでは、
「少し盛り上がっているので、縫合した方がきれいに仕上がります。」
との説明でした。
きれいに仕上げるためには、6mm程度切開するのが望ましいとのことで、費用は66,000円という案内でした。
納得はできましたが、念のため別のクリニックでも相談してみることにしました。
そこで診てくださったのは、形成外科での経験がある先生でした。
実際にほくろを測っていただくと、
「3mm未満だから、レーザーでも十分大丈夫ですよ。」
とのこと。
さらに、
- レーザーで再発すると言われることもあるが、この大きさならあまり心配しなくてよいこと
- 万が一再発しても、小さくなっていることが多く、再度レーザーで対応できること
- 必要以上に深く処置すると傷跡が残るため、この大きさならレーザーが適していること
などを丁寧に説明してくださいました。
結果、レーザーで除去することになり、費用は7,700円でした。
同じほくろでも、先生によって考え方や治療方針が異なることを実感しました。
今回、2つのクリニックで話を聞いたことで、納得して治療を選ぶことができました。
改めて、セカンドオピニオンの大切さを感じています。
実際の処置当日|怖かったけれど乗り越えた我が子
施術中は処置室に入れなかったため、終わってから我が子に聞いてみました。
「局所麻酔は痛かった。」
そう話していました。
でも、その表情は笑顔でした。
きっと我慢できる痛みだったのでしょう。
施術時間も5分かからないほど。
看護師さんが我が子と一緒に待合室へ戻ってきた時、私は思わず、
「えっ、もう終わったの!?早かったね!」
と声を上げてしまいました。
看護師さんも笑顔で、「頑張りましたよ」と優しく声をかけてくださり、親としてもホッとした瞬間でした。
子どものほくろ除去を考えている方へ|わが家が感じたこと
わが家は10歳のタイミングでほくろ除去を受けましたが、何歳で受けるのがよいかは、お子さんの成長やほくろの状態によっても異なります。
まずは医師に相談し、お子さんに合った方法や時期を一緒に考えることが大切だと感じました。
また、保護者が「取った方がいい」と決めるのではなく、本人の気持ちを尊重することも大切だと思います。
そして、顔のほくろは傷跡も気になる場所です。
わが家は複数の医療機関で相談したことで、それぞれの治療方針を比較でき、納得して決断することができました。
もし、お子さんが顔のほくろを気にして悩んでいるのであれば、一人で抱え込まず、まずは医療機関で相談してみることも一つの選択肢かもしれません。
子どもの悩みは「気にしすぎ」で終わらせない
小1の頃、我が子は毎日どこか元気がありませんでした。
大人から見れば小さなほくろでも、本人にとっては大きな悩みだったのです。
だからといって、親がすぐ答えを決めるのではなく、
「こういう方法もあるよ。」
と選択肢を伝え、一緒に考えることが大切なのだと思いました。
そして、最終的に決めるのは子ども自身。
「もう10歳だから大丈夫。」
その一言を聞いた時、我が子はほくろだけではなく、自分で決断できるほど成長したのだと感じました。
今回の経験を通して、子どもの悩みは「気にしすぎ」で片付けず、本人の気持ちに耳を傾けることの大切さを改めて実感しています。